ホクロ・イボ
ホクロやイボは種類により治療回数などが異なります。ダウンタイム、治療効果など医師と相談し、適切な治療を。
ホクロとは
ホクロは、医学的には「色素性母斑」といいます。
シミやソバカスと違って皮膚表面の表皮という部分では
なく、多くは真皮という深い部分に原因の
母斑細胞があります。
そのため、シミやソバカスのように、光治療や外用薬で治療することはできません。
イボとは
一般的にイボと呼ばれるものは医学的には数種類のものが含まれています。
(1)スキンタグ
・主に30代以降に、首を中心にできる薄茶色で隆起性の
イボです。
・肌質や強い日焼けによってできると言われます。
・首だけでなく腹部や胸部にもできる場合があります。
(2)老人性ゆうぜい(=脂漏性角化症)
・隆起したシミのようなもので、主に顔にできます。
・加齢とともに増加することがあります。
(3)尋常性(じんじょうせい)ゆうぜい
・ウイルス性のイボで顔や手指などに多く見られます。
・放置しておくと数が増えてしまうこともあるので、
早期治療がおすすめです。
ホクロの治療方法
治療方法は大きく分けて二つあります。
レーザー治療
・レーザー治療は切除術に比べてその後のケアは簡単です。
・メイクや入浴など当日より可能です。
・数回の治療が必要となることがあります。
・治療部位は直後に少しへこみがあり擦り傷のようになりますが
一週間程度で乾きます。
切除術
・局所麻酔をして切除、縫合します。
・抜糸までの約1週間は消毒が必要です。
・通常、再発することは通常ありませんが、傷あとの赤みが
目立たなくなるまで約1〜2ヵ月はかかります。
ホクロ治療のアフターケア
いずれの場合でも治療部位に赤みがある間は紫外線防止対策が必要です。
イボの治療方法
・いずれも、冷却または局所麻酔をして治療をします。
・炭酸ガスレーザーを使用して治療をすると一度で取れて
しまうものがほとんどです。
・液体窒素治療に比べて治療期間が短く治療部位がきれいに
なることが多い治療です。
イボの治療後アフターケア
・レーザー照射部位は3日間程度軟膏を塗布します。
・メイクや入浴などは通常通りにできます。
・ウイルス性のイボの場合は他部位に出来た場合も早く除去
することをおすすめします。
・いずれの場合でも治療部位に赤みがある間は紫外線防止対策
が必要です。